米10年債利回り、5.041%に上昇 世界的な債券売りで2007年7月以来の高水準

  • 原油供給の混乱、公的債務、金融政策を巡る不確実性が市場の圧力を強め、世界の債券利回りが急上昇した。
  • 米10年債利回りは日中に5.041%へ上昇し、30年債利回りは5.37%近辺で取引を終えた。
  • 米連邦準備制度は翌日に金利を決定する予定で、英イングランド銀行は量的引き締め計画の修正版を準備していた。

米10年債利回りは5.041%に達し、日中の水準としては2007年7月以来の高値となった。原油供給への懸念、公的債務の増加、20年債入札の低調さ、金融引き締め観測を背景に、世界的な債券売りが進んだためである。サウジアラビアの東西パイプラインやリビアの油田を巡る混乱を受け、北海ブレント原油の終値は1バレル=108.75ドル、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は105.83ドルとなった。米国債利回りの上昇は借り入れコストを押し上げており、30年物住宅ローンの平均金利は先週、14カ月ぶりの高水準となる6.76%に達した。市場はまた、米連邦準備制度の金利判断、英イングランド銀行が見直す量的引き締め計画、ブラジルの政策金利判断、米財務長官のスコット・ベッセント氏と中国の何立峰副首相の協議を待っていた。

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