Hermes Testing Solutions(7856)の公募には最大8656億台湾ドル、約272億ドルが流入し、9月15日にTAIEXが351ポイント安の4万5511となるなか、流動性の急激な低下につながった。台湾株の売買代金は6299億台湾ドル(約198億ドル)に減少し、今年2番目の低水準となった。資金の拘束は、米連邦準備制度、台湾中央銀行、日本銀行による政策判断を前にした投資家の慎重姿勢や、市場が最近の底堅さを示してきたことを受けた利益確定売りと重なった。Hermesへの申込件数は38万4717件で、1株2250台湾ドル、割当は1048ロットとなり、当選確率は約0.27%だった。取引開始時の価格が約4830台湾ドルだったことを踏まえると、当選者は含み益約258万台湾ドル、利益率114.6%を得た可能性がある。同社の台北取引所へのリスティングは9月22日に予定されている。市場関係者は、公募資金の放出後に流動性が徐々に回復すると見込んでいるが、反発の強さは中央銀行の政策判断と国際市場の動向に左右されるとしている。台湾市場の長期的な見通しは、企業収益の力強さと過去最高の輸出データに支えられている。一方、8月の証券取引税収は前年同月比94.5%増の540億台湾ドルとなった。