ゲイツ財団は、人工知能(AI)へのアクセスを広げるため、2年間で少なくとも10億ドルを拠出する。資金の40%ずつを教育と医療に、10%を農業に、10%をデータとインフラに配分する。ビル・ゲイツ氏は、政府が介入しなければ、商業的なインセンティブによって最も高性能なツールが支払い能力のある人々に向かうと警告した。財団の「ゴールキーパーズ・レポート」は、複数の言語に対応し、各国が自国内で生成されたデータの取り扱いを管理でき、医師や農家、教師が試験・適応できるAIシステムを求めている。財団のマーク・スズマン最高経営責任者(CEO)は、今回の拠出を頭金に相当するものと説明し、AIでは世界の保健予算が数百億ドル規模で削減された穴を埋められないと述べた。ゲイツ氏は、AIへのアクセスをより公平にするための方向性を各国政府が定めるまでに12~18カ月あると指摘した。一方、業界では最先端モデルの安全性と開発速度を巡る議論が続いている。