ユニクレディト、コメルツ銀行経営陣の退任要求 買収協議進展

  • 買収計画が進展するなか、ユニクレディトのアンドレア・オルセルCEOはコメルツ銀行のベッティーナ・オルロップCEOとイェンス・ヴァイトマン会長の退任を求めている。
  • ユニクレディトはコメルツ銀行株の47.6%を保有しているが、当初の公開買い付けに応じた独立した機関投資家と個人株主は約2.7%にとどまった。
  • ドイツ政府はコメルツ銀行のフランクフルト本社、リスティング、中小企業向け融資への注力、監査役会の2議席の維持を求めている。

ユニクレディトは保有比率を47.6%、取得可能な議決権比率を49.7%に引き上げ、コメルツ銀行の買収に近づいている。ただ、経営陣、ガバナンス、雇用、ドイツ銀行の将来の事業構造を巡る協議はなお難航している。事情に詳しい関係者によると、ユニクレディトのアンドレア・オルセルCEOは、コメルツ銀行のベッティーナ・オルロップCEOとイェンス・ヴァイトマン会長の退任を求め、ドイツ政府が求める監査役会の2議席維持にも反対している。コメルツ銀行の会長は2026年7月24日、統合協議を正式に要請した。その後、ラース・クリングバイル財務相とオルセル氏は会談を建設的なものだったと表現した。ベルリン政府は、コメルツ銀行が上場を維持し、フランクフルトに本社を置き、ドイツや欧州の他地域の中小企業への融資に注力し続けることの保証を求めている。2026年5月に開始された株式交換方式の買収提案については、コメルツ銀行の企業価値をおよそ370億〜390億ユーロ、プレミアムを1桁台前半とする評価だと説明されていた。一方、先行する説明では企業価値を約460億ユーロと評価し、交換比率はコメルツ銀行株1株当たりユニクレディト株0.485株で、実質的にプレミアムはないとしていた。独立した機関投資家と個人株主のうち、当初の買収提案に応じたのは約2.7%にとどまった。ベルリン政府は、2008年の金融危機に際した救済措置で取得した12〜13.3%の株式と監査役会の2議席を維持しており、事情に詳しい関係者によると、現時点で保有株を売却する意向はない。統合後の銀行の総資産は1兆3000億ユーロを超える見通しだが、この取引には欧州中央銀行(ECB)やその他の規制当局の承認がなお必要である。

当サイトの情報はAIを用いて生成されており、正確性を保証するものではありません。 参考情報としてご活用ください。