英金融行動監督機構(FCA)は、同国の金融規制当局として、市場参加者に対し、金をブロックチェーン上で扱うことで、英国のホールセール市場における金の取引、移転、担保設定、保有の在り方を改善できるか意見を求めている。9月14日に公表した意見募集は、FCAとイングランド銀行が5月に実施したトークン化の将来に関する共同意見募集に続くものだ。前回の意見募集では、金が業界の優先分野として浮上した。FCAは、寄せられた意見を踏まえ、規制の明確化や指針、財務省と共同で策定する専用制度、その他の措置につながる可能性があるとした。また、集団投資スキームやオルタナティブ投資ファンドを巡る規制上の適用範囲の不確実性が、金の潜在的な用途を制限しているかどうかや、業界主導の市場標準によってシステム間の相互運用性を高められるかも検討している。意見の提出期限は10月23日。今回の取り組みは、FCAとイングランド銀行がトークン化された担保に関する作業を確認し、年末までにトークン化のロードマップを公表すると表明した共同フィードバック文書と並行して進められている。ロードマップでは、トークン化された金などの資産が実務上どのように扱われる可能性があるかについて、目標日程と主要な依存関係を示すことを目指す。世界のトークン化された金の取引額は2026年第1四半期に907億ドルを超え、アーチ・レンディングなどの貸し手はトークン化された金を担保として受け入れ始めている。