米連邦取引委員会(FTC)のアンドリュー・ファーガソン委員長は、新たな規制の導入を働きかけながら独禁法の適用除外を求めるAI企業を、強く警戒すべきだと述べた。ワシントンのジョージタウン大学で講演したファーガソン氏は、こうした要請が参入障壁を生み、既存企業を競合する新規参入企業から守る可能性があると指摘した。自身の個人的な見解を示しているとしたうえで、連邦政府のAI政策はトランプ大統領が決めると述べた。発言は、アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)が提案した、AI開発を意図的に減速させ、安全性を巡って競合企業が協調できるよう適用除外を認める案に対するトランプ政権の見解を初めて公に示すものとなった。アモデイ氏は、AIエージェントが6カ月以内にインターネットを停止できる能力を持つようになり、数十億ドル規模の損害を引き起こす可能性があると述べている。