メタ、独自AI半導体の投入加速 エヌビディア依存低減へ

  • メタ、コードネーム「Arke」のMTIA 450を2027年上期にデータセンターへ導入する計画
  • TSMC製のArke 12基をテストした結果、メタのシミュレーションとの差は2~3%以内
  • メタ、複数世代のMTIAを対象とするブロードコムとのカスタム半導体提携を2029年まで拡大

メタは、AIインフラのコストと消費電力、エヌビディア製ハードウエアへの依存度を下げる狙いから、第3世代プロセッサー「MTIA 450」(コードネーム「Arke」)を2027年上期にデータセンターへ導入する計画である。台湾積体電路製造(TSMC)が製造したArke 12基が9月1日に到着し、初期テストの結果はメタのシミュレーションと2~3%以内の差だった。同社はこれらの半導体で、メタ、DeepSeek、アリババ・グループのモデルをテストした。 メタはカスタムプロセッサーについて、学習処理やほぼ即時の応答を必要とするアプリケーションではなく、学習済みモデルを実行するプロセスであるAI推論に重点を置いている。コードネーム「Astrid」のMTIA 500は、約1カ月以内に設計作業を終え、2027年末までにデータセンターへ導入される見通しで、Arkeより幅広く展開される。メタは9月、別の自社開発プロセッサー「Iris」の製造も開始した。一方、旧世代のMTIA 300はすでにランキングやレコメンドシステムで使われている。 同社はブロードコムとの提携を2029年まで拡大し、複数世代のMTIAを対象に、設計、パッケージング、ネットワークを含めるとともに、1ギガワット超のコンピューティング能力を導入することを約束した。メタは、2028年または2029年を目標としていた学習・推論用半導体「Olympus」を断念した。推定コストが30%高く、ギガワット規模での導入には適さないと判断したためである。

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