プラダはミラノの歴史ある店舗を改装・拡張し、富裕層の顧客との関係を深め、新たな購入者を呼び込むことを狙った8層の顧客向け複合施設に接続した。複合施設には、常設展示室、予約制のパーソナルショッピングスペース、プライベートディナーやイベント向けのアパートメント、マルケージのパティスリーとの接続部分を備える。プラダのアンドレア・ゲラ最高経営責任者(CEO)は、このプロジェクトが年間1億ユーロ(1億1500万ドル)の売上高を生み出す可能性があると述べたが、同社は投資額を明らかにしていない。今回の開業は、ラグジュアリー企業が富裕層の顧客への注力を強めていることを示す。富裕層は業界全体が減速するなかでも支出を続けており、体験をますます求めるようになっている。プラダはまた、背伸びをして購入する層に向けて、エントリーレベル商品の価格を比較的安定させる方針で、アパートメントのコンセプトを世界の主要25首都へ拡大する計画だ。