シスコ・システムズの株価は110.21ドルで、0.13%高となった。日中高値の111.60ドル近辺からは上げ幅を縮小しており、同社がSplunkの企業向けAI戦略を拡大するなかでの動きである。シスコはSplunk Agent Observability向けに「トークノミクス」を開始し、企業がClaude Code、Codex、Cursorなどのコーディングエージェント全体で、トークン利用量、コスト、導入状況、生産性をリアルタイムで把握できるようにした。この機能は請求期間の終了前に利用量を予測し、モデルやワークフローごとのコストと品質を比較できるほか、AI支出をGPU、メモリー、ネットワーク資源などのインフラコストと結び付ける。シスコはまた、エヌビディアと共同で、オンプレミス、プライベートクラウド、エアギャップ環境で自己管理型のAI運用を可能にする「Cisco AI POD for Splunk」を開始した。Kubernetesベースのシステムで、シスコの「Deep Time Series Model」、グーグルの「Gemma 4」、OpenAIの「GPT-OSS 20B」などのモデルを含むSplunkのAIワークロードに対応し、今後数カ月以内にエヌビディアのNemotronモデルにも対応する予定である。これとは別に、シスコは「Agentic SOC Workforce」を拡大し、AWSとエージェント型セキュリティー運用製品を共同開発するとともに、開発段階にある可観測性ツールを追加する。これらの取り組みは、シスコが2023年に実施した280億ドルのSplunk買収を基盤とするもので、AIコスト管理、インフラの可視化、セキュリティー自動化における同プラットフォームの役割を広げる。