ロシアの海上原油輸出は9月13日までの4週間平均で日量354万バレルに増加し、ブレント原油が1バレル=100ドルを上回るなか、週間の増加幅は5月中旬以来最大となった。9月10〜11日にサウジアラビアの東西原油パイプラインがドローン攻撃を受け、通常は日量400万〜500万バレルを輸送するルートが一時停止したことが背景にある。イランと連携する民兵組織による攻撃とされ、ブレント価格は約108〜109ドルまで上昇。世界の石油需要の約4%に相当する供給混乱の可能性を生じさせた。9月13日終了週のロシア原油積載量は38隻のタンカーで計2706万バレルに達し、週間輸出収入は約1億8000万ドル増の約19億ドルとなった。6月下旬以来の最高額である。ウクライナによるドローン攻撃でロシアの製油所が被害を受け、国内の精製能力が低下したため、輸出に回せる原油が増えている。中国とインドは制裁下でもロシア産原油の購入を続けており、サウジアラビアからの供給が引き締まったことで、グジャラート州と山東省の製油業者にとってロシア産原油の魅力が高まっている。