マレーシア政府は、格安航空会社エアアジアの財務圧力を巡るシナリオ検討の一環として、マレーシア航空とバティック・エアに対し、同社の国内市場シェアを吸収できるかどうかを尋ねた。協議はここ数週間で活発化しており、財務省と政府系空港運営会社マレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)が関与している。エアアジアは、マレーシアの国内航空市場で約60%、全体で40%のシェアを持つとしている。事情に詳しい関係者によると、同社の6月30日時点の流動負債は184億リンギット(45億1000万ドル)で、このうち少なくとも5億リンギットをMAHBに負っている。エアアジアは国際債券市場から最大10億ドル、国内の信用枠から7億リンギットの調達を目指している。一方、2人の関係者は、同社に少なくとも30億ドルの新規資本が必要だと見積もっている。同社は第2四半期に8億3100万リンギットの純損失を計上し、路線削減や航空機の返却、納入業者との契約の再交渉を進めている。