日銀は、金曜に終了する2日間の会合で政策金利を1%から1.25%へ引き上げると予想されている。一方、米連邦準備制度も16日に金利を0.25%引き上げると広く見込まれている。市場では両利上げの確率が90%を超えており、CME FedWatchは米連邦準備制度の利上げ確率を92.3%としている。目先の決定はおおむね市場価格に織り込まれているため、投資家の関心は、日銀が今後どのペースで追加利上げを進めるか、また米連邦準備制度が追加利上げについてどのような方針を示すかに向かっている。原油とガソリン価格の上昇により、米消費者物価指数(CPI)は8月に前年同月比3.4%上昇し、インフレ懸念が強まった。両中央銀行のインフレ対応が十分に迅速だったのかを巡る根強い懐疑が、実質金利を低く抑え、円とドルの需要をともに制限している。