北米企業、売上の43%を掛け取引 10社に7社で支払い遅延

  • アトラディウス、2026年版「北米決済慣行バロメーター」を公表
  • 北米の売上の43%が掛け取引、期日超過請求書は債権の平均23%
  • 10社に7社で支払い遅延が発生、期日超過請求書の大半は1カ月以内に決済

北米企業は引き続きサプライヤーによる信用供与に大きく依存しており、売上の43%を掛け取引で行っている。一方、アトラディウスの「2026年決済慣行バロメーター」は、金融面の圧力が強まっていることを示した。米国、カナダ、メキシコの600社超を対象とした調査では、10社に7社で支払い遅延が発生し、期日を過ぎた請求書はB2B債権の平均23%を占めた。期日を過ぎた請求書の大半は支払期日から1カ月以内に決済されており、これが債権の滞留期間と全体の支払い実績を比較的安定させている。これと同時に、約3社に1社が手元資金の減少を報告しており、顧客の流動性制約が支払い遅延の主な原因として挙げられた。アトラディウスは、企業が支払いを受け続ける一方で倒産への懸念を強めており、支払い実績と金融面の信頼感が乖離していると指摘した。企業は今後1年間の支払い実績に対する最大の脅威としてマクロ経済情勢を挙げ、景気減速、インフレ、コスト圧力が続いた。高金利も資金調達へのアクセスと運転資本の管理に影響を及ぼしている。アトラディウスによると、インフレ率は2026年半ばの急上昇後に鈍化したが、企業は借入コストの高止まりと地政学的な不確実性の中、依然としてコストの高い環境に置かれており、経済動向を綿密に監視し、顧客の支払いリスクを規律ある形で管理する必要性が高まっている。

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