海外投資家の7月の米国債保有額は9兆2480億ドルとなり、6月から504億ドル減少した。2カ月連続の減少で、前年同月比では1.5%増を維持したものの、9カ月ぶりの低水準となった。主に日本、中国、フランス、カナダの保有額が減少したことが背景にある。2番目に大きい保有国の英国は584億ドル積み増し、過去最高の9兆9830億ドルとなった。日本は1兆1040億ドルで最大の保有国にとどまった一方、中国の保有額は6180億ドルに減少し、約18年ぶりの低水準となった。この減少は、中国政府による外貨準備の運用方針の変化を浮き彫りにする。ただし、TICの残高には取引だけでなく、債券価格の変動も反映される。日本の保有額減少は、7月30日から8月26日にかけて過去最大となる15兆4000億円の為替介入が実施されたことからも注目を集めた。米国債の純売却額は7月に36億ドルとなり、米国証券全体の純購入額も837億ドルに減少した。