中国の習近平国家主席は9月24日、米国のトランプ大統領との今年2回目の会談に臨むため、ワシントンを訪問する。貿易や台湾、イラン、技術を巡る対立で緊張する両国関係の安定化を、双方が目指す中での会談となる。習氏にとって10年ぶりとなるホワイトハウス訪問を前に、中国は2年連続で1兆ドルを超える貿易黒字に向かっている。一方、トランプ氏は、イラン戦争や物価上昇、支持率低下に直面する中、11月の中間選挙を前に貿易関連の発表を模索している。市場は、昨年10月の韓国首脳会談後に成立した関税休戦が、11月10日の期限を前に延長されるかどうかに注目する。協議では、300億ドル相当の物品に関わる相互関税引き下げ、農産品の購入、ボーイングの航空機、レアアース、先端技術への規制、中国とイランの関係などが議題となる可能性がある。1月から8月までの米中貿易額は4008億ドルで、中国の輸出が全体の75%を占めた。7月時点の中国からの輸入品に対する実効米関税率は22.8%だった。その他の議題には、台湾向け米武器供与パッケージの可能性、人工知能(AI)のリスク、フェンタニル前駆体化学物質の中国からの出荷抑制に向けた取り組みが含まれる。