シンガポールを拠点とするButterfly Effectが開発したAIエージェント新興企業マヌスは、調達後評価額40億ドルで5億ドルの資金調達を目指している。この水準で調達が完了すれば、マヌスは中国で最も価値の高いAIエージェント新興企業となり、2025年4月にBenchmarkが主導したシリーズBで約5億ドルだった評価額から8倍に増える。今回のラウンドは、2025年12月に中国政府がメタによる20億ドル超での買収合意を阻止した後、マヌスがメタと事業運営上分離してから初めてとなる。分離は2026年5〜6月ごろに完了した。マヌスの独立した事業拡大は、最高経営責任者(CEO)の肖弘氏と共同創業者の季逸超氏、張濤氏が主導している。同社は、ブラウザー操作やフォーム入力、データ抽出・統合を含む複雑で複数段階の作業を自動化するエージェント型AIソフトウエアを開発しており、ByteDanceやBaiduなど中国企業と競合している。長期的には香港上場も検討されているもようだ。シンガポールを拠点とすることで、中国のエンジニア人材とのつながりを維持しながら、独立した事業管轄も確保している。