テスラ・スペースX、168億ドルのテキサス半導体拠点「Terafab」巡り提訴

  • テスラとスペースXは、計画中のテキサス州半導体複合施設の名称「Terafab」を巡り、オースティンでTERA-printを提訴した。
  • プロジェクトの初期投資額は168億ドルで、後続段階では総投資額が1190億ドルに達する可能性がある。
  • TERA-printの登録商標「Tera-Fab」は卓上型フォトリソグラフィーシステムを対象とする一方、両社は自社の半導体事業が異なる顧客と技術を対象にしていると主張している。

テスラとスペースXは、TERA-printの登録商標「Tera-Fab」を「Terafab」が侵害していないとの確認を裁判所に求め、イリノイ州のナノテクノロジー企業TERA-printをテキサス州オースティンの連邦裁判所に提訴した。今回の争いは、テスラが5月に米特許商標庁へ「Terafab」に関する商標を3件出願したことを受けたものだ。TERA-printは6月、使用停止を求める書簡を送り、提訴を警告した。和解協議は、報道によると9月2日時点でも続いていた。名称の対象は、テキサス州グライムズ郡に計画されているテスラとスペースXの168億ドル規模の半導体複合施設である。同施設では、オプティマス・ロボット、サイバーキャブ、スペースXが計画する宇宙空間のAIデータセンター向けに、先端ロジック半導体とメモリーチップの製造、パッケージング、テストを行う予定だ。キャンパスの面積は1億平方フィートを超え、少なくとも3000人を雇用する計画で、後続段階では総投資額が1190億ドルに膨らむ可能性がある。マスク氏は、オースティンの研究開発用ウエハー工場が来年末までに実用的な製品を生産できるとの見方を示している。一方、「Terafab」での実用的な生産開始は2027年末を目標としている。この計画は、台湾に依存する半導体供給の縮小を目指す取り組みの一環だが、TSMCは、新たな生産能力の構築には通常2~3年、稼働率の引き上げにはさらに1~2年かかるとしている。

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