韓国百貨店、ソウル一極と地方店で二極化 ハンファはタイムワールド売却検討

  • 新世界江南店とロッテ蚕室店、年間取引量4兆ウォン超へ ハンファはタイムワールド売却を検討
  • 上位10店の取引量は2兆1039億ウォンで、昨年に主要百貨店65店が記録した40兆4402億ウォンの49.8%を占めた。
  • 地方店の閉店・売却・再開発計画が加速、運営各社は有力店や拠点立地への投資に集中

韓国の百貨店市場では、ソウルの有力店や地方の拠点店と、業績不振の地方店との二極化が鮮明になっている。新世界百貨店江南店とロッテ百貨店蚕室店は今年、年間取引量がそれぞれ4兆ウォン(約29億ドル)を超える見通しで、韓国の百貨店2店が同じ年にこの水準を上回るのは初めてとなる。新世界江南店の昨年の取引量は3兆6717億ウォン、ロッテ蚕室店は3兆3010億ウォンで、両店とも今年上期の成長率は20%を超えた、または超えたと推計されている。ロッテ、新世界、現代百貨店の外国人顧客向け売上高は上期合計で1兆7200億ウォンに達し、ロッテ本店とザ・現代ソウルの売上高はそれぞれ140%、134%増加した。一方、ロッテ百貨店馬山店、グランド一山店、現代百貨店D-Cube City、ロッテ盆唐店などが閉店し、ほかの店舗も売却や再開発が進められている、または検討されている。ハンファ・ギャラリアは、100%保有する大田タイムワールドの売却を含む選択肢を検討しており、ロッテショッピングが買い手候補として挙げられているが、取引は確認されていない。タイムワールドの昨年の取引量は6032億ウォンで、ギャラリア5店舗のうち2番目に多かったものの、2021年から18.6%減少した。別の会社資料では、同店の売上高も6032億ウォンで、前年から3.6%減少した。ハンファは来年から2033年までに約9000億ウォン(6億4980万ドル)を投じ、狎鴎亭ラグジュアリーホールの売場面積を2倍超に拡大する計画だ。一方、大田駅周辺複合2-1地区事業では、想定コストが1兆6000億ウォンを上回っており、実現可能性の再評価が続いている。人口減少や高齢化、若年層の地方流出で地方の需要が抑制されるなか、業界では目的地型の店舗や商業拠点に資本を集中させている。

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