カナダ首相、EU準加盟案巡り「独自の連携先」選ぶ トランプ大統領は嘲笑

  • 米国の貿易圧力とトランプ大統領の反対を受け、マーク・カーニー首相はカナダとEUの関係強化を進めた。
  • カナダのEU向け貿易は9%近くであるのに対し、輸出の約70%は米国向けである。
  • カナダとEUの当局者は10月下旬、モントリオールで開かれる首脳会談で提案を協議する。

カナダのマーク・カーニー首相は、米国への依存度を低下させるため、欧州連合(EU)との関係強化を進めている。ドナルド・トランプ大統領がEUの準加盟国 status案を「笑い話」と呼んだにもかかわらず、カナダは協力を模索している。欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、カナダをEU初の準加盟国とする案を提案した。ただ、EU条約にはこの地位の前例や法的定義がなく、加盟できるのは欧州諸国に限られている。カーニー首相は、目標はEUへの正式加盟ではなく、独自の同盟関係の構築だと説明している。カナダで4月に実施された世論調査では、回答者の58%がEU加盟を検討する価値があると回答し、25%は加盟が良い考えだと答えた。一方、予測市場の取引では、2027年までの正式加盟や正式申請に対する確率は低い水準にとどまっている。取引量が限られていることから、これらの推計には不確実性が残る。カナダとEUの当局者は10月下旬にモントリオールで開かれる首脳会談で、より広範な提案について協議する見通しである。協力分野としては、防衛、エネルギー、重要鉱物、人工知能(AI)などが挙げられている。

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