ムーンショットAIは、投資銀行や資産運用会社、ベンチャーキャピタル向けに、Kimiモデルの金融特化版を立ち上げた。10社を超える金融データ提供元と統合しており、Wind、東方財富、S&Pグローバル、財新データ、財聯社などに接続するほか、EDGAR、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、米連邦準備制度のFREDプラットフォームからも情報を取得できる。金融モデリング、調査レポート作成、新規株式公開(IPO)分析、ポートフォリオの朝のサマリー、決算コメント、案件スクリーニング、ポートフォリオレビューなど、9つの事前設定済み機能を備える。ムーンショットによると、通常は5〜7人日かかるモデリング作業を半日から1日で完了できるほか、10〜20日かかる詳細な調査業務も、試験導入ユーザーでは約2日に短縮できる。初期導入企業には、中国工商銀行(ICBC)、中信証券、易方達基金、中国国際金融(CICC)、HongShan(旧セコイア・チャイナ)、真格基金が含まれ、機関顧客は全体で数十社に上る。料金は月額49元(7.31ドル)から699元(104.23ドル)。ムーンショットはまた、評価額500億ドルで30億ドルの調達を目指す香港での非公開IPOも進めている。一方、Kimi K3モデルが輸出規制対象のエヌビディア製チップで訓練されたとの疑惑を巡り、米国の監視にも直面しており、同社は疑惑を否定している。