S&Pグローバルは、2015年創業のブロックチェーンセキュリティ企業OpenZeppelinを買収することで合意した。OpenZeppelinのオープンソースソフトウエアとセキュリティレビューは、ステーブルコインやトークン化資産、分散型金融(DeFi)プラットフォームを支えている。買収額は明らかにしていない。取引は通常の規制当局の承認やクロージング条件を満たすことが前提となる。S&Pグローバルは、連結業績に重大な影響は及ぼさないと説明した。OpenZeppelinは創業者兼最高経営責任者(CEO)のデミアン・ブレナー氏の下で独立した運営を続け、同氏はS&Pグローバル・レーティングズの社長、ヤン・ル・パレック氏に直接報告する。OpenZeppelinによると、同社のコードは累計で37兆ドル超のデジタル資産取引を可能にし、900件超のセキュリティレビューを完了して、1万件超の脆弱性を特定した。今回の買収により、S&Pグローバルはスマートコントラクトとオンチェーン技術のレイヤーへリスク評価能力を広げることになる。S&Pグローバルによる暗号資産市場データ提供会社カイコへの1億1000万ドルの出資や、デジタル資産指数、トークン化ベンチマーク、ステーブルコイン評価、分散型金融の格付けに関する幅広い取り組みに続く動きである。