米国の8月の住宅着工件数は7月から2.6%減少し、季節調整済み年率換算で127万5000戸となった。エコノミスト予想の131万〜132万戸を下回り、7月の12.4%減に続く急減速となった。減少の主因は集合住宅の建設で、5戸以上の建物の着工は22.5%急減して年率換算34万4000戸となった。一方、戸建て住宅の着工は7.6%増の91万8000戸だった。建設計画を示す先行指標の建築許可件数は2.7%減の139万4000戸となったものの、2025年8月比では3.5%増加した。完成件数は11.9%減の112万8000戸となり、前年同月比では27.1%減少した。住宅ローン金利や資金調達コスト、資材費、人件費、土地費の高止まりが開発業者や住宅購入者の重しとなる一方、住宅建設業者の景況感も悪化している。米連邦準備制度はこれまでに政策金利を3.75〜4.00%へ引き上げており、30年固定住宅ローン金利の平均は6.76%に達した。