ウォール街大手銀の幹部らは、記録的な第2四半期利益の原動力となったトレーディング好況が勢いを失いつつあるとの見方を示した。バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハンCEOは、第3四半期のセールス・トレーディング収入が前年同期比で横ばいになると予想した。一方、JPモルガンの共同社長ダグ・ペトノ氏は、季節要因による前四半期比減少を見込むものの、前年同期比では十数%の伸びをなお予想している。シティグループは1桁台半ばの成長を予想し、ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEOは株式部門の好調を見込む一方、FICC収入はやや軟化すると予想している。JPモルガン、ゴールドマン・サックス、シティグループ、バンク・オブ・アメリカの4行を合わせた株式部門収入は第2四半期、AI関連株への需要や投機的なアジア半導体取引、スペースXの大型IPOに押し上げられ、前年同期比72%増の193億ドルとなった。幹部らは、プライムブローカレッジとストラクチャード・ファイナンスに対する中長期的な需要は引き続き強いと述べた。第3四半期の業績は、各行の見通しを試すことになる。