2022年創業でサンフランシスコを拠点とするスタートアップのBloxtelは、AP201端末の発売とともに、アバランチ上でオンチェーンの分散型プライベート5G基盤を構築している。一体型アクセスポイントのAP201は、すべてのトラフィックを中央集権型のクラウド基盤経由で送るのではなく、エッジでコアネットワークの全機能を稼働させる設計である。米国のバンド48と国際バンド78に対応し、ASUSの子会社であるAskey Computer Corp.を通じて製造されている。Bloxtelのアーキテクチャは、非対称PKIベースの認証を用いる特許取得済みのdSIM技術と、AIによる自動化および予知保全を組み込んだコアネットワークプラットフォーム「Open6GC」を組み合わせている。同社によると、従来型の構成と比べ、セキュリティ脅威を70%削減し、遅延を80%短縮、コストを90%削減し、ネットワーク容量を10倍に拡大できるという。AP201の提供開始は2026年第4四半期を予定している。スモールセル展開の料金は、初期セットアップ費用と月額料金を組み合わせたモデルで、月額499ドルからとなる。Bloxtelはこれまで、独自の許可型プライベートブロックチェーン上で、オペレーター向けdAppとネットワーク管理ツールを開発していた。経営陣には、AT&Tの元幹部でSimlessを創業した共同創業者のイッツォ・ウェイン氏と、ドイツテレコムおよびT-Systemsで暗号技術に携わった共同創業者のカルステン・オーメ氏が名を連ねる。Bloxtelは2024年9月、CBRS周波数を利用したプライベート5G展開を支援するOnGo Allianceに加盟した。