ステラ、コンセンサス処理を高速化するProtocol 28「Adapter」をメインネット導入

  • ステラ開発財団は「Adapter」アップグレード(Protocol 28)を導入した。
  • CAP-83により、バリデータは完全なトランザクションセットを待たずにコンセンサスを進められる。
  • Protocol 28には、任意で利用できるSorobanのコントラクト管理機能と、段階的なデータ移行ツールが含まれる。

ステラ開発財団は、予定されていたアップグレード投票を経て、9月17日に「Adapter」アップグレード(Protocol 28)をメインネットに導入した。開発者向けの今回のリリースには、複数のSorobanスマートコントラクト群をアトミックに更新するCAP-85のツール、段階的なデータ移行を可能にするCAP-86のスパースマップ機能、バリデータがより多いトラフィックを効率的に処理できるようにすることを意図したコンセンサス関連の変更であるCAP-83が含まれる。ステラでは100ブロック連続で、1秒当たり平均211件を超えるトランザクションを処理しており、持続的なスループットの記録となった。ただし、トランザクションセットの並列ダウンロードは段階的に有効化されているにすぎないため、この記録をProtocol 28だけの成果とみなすべきではない。既存の報道によると、今回のアップグレードを受け、ステラ上のステーブルコイン供給額は8億8400万ドルに近づき、DeFi(分散型金融)のロック総額は約2億9400万ドルとなっている。DeFiのロック総額は8月におよそ3億1900万ドルに達していたほか、トークン化された現実資産の時価総額は約33億ドルに達している。XLMはアップグレードとの関連を示す証拠がないなか、24時間で約4%上昇して0.1863ドルとなった後、0.18ドル付近まで上げ幅を縮小した。新たなコントラクト管理機能の利用は任意であり、今後は開発者とバリデータがどの程度採用するかがネットワークにとっての試金石となる。

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