ビットコインのレイヤー1を基盤とする信用プロトコルのDucatは2026年9月17日、TRONと統合した。これにより、ユーザーはTRC-20規格のUSDTを主要な決済資産として利用できるほか、Ducatのビットコイン担保ドル建てトークンであるUNITをネットワーク上で表現するwUNITにアクセスできる。UNITは引き続きBTCを裏付けとしてビットコイン上で発行される一方、wUNITによってその価値をTRON上で移動させ、USDTの流動性と相互作用させることが可能になる。ユーザーはwUNITを保有するか、専用の流動性プールを通じてUSDTと交換できる。流動性提供者はスワップ手数料の一部を受け取る。Ducatの中核システムでは、ビットコイン保有者がノンカストディアルの保管庫にBTCを預け入れ、最低担保比率160%でUNITを借り入れる。担保比率が135%を下回ると清算が始まる。継続的な利息の代わりに、融資開始時に一度だけ1%の組成手数料がかかる。今回の統合により、担保の源泉としてのビットコイン、信用・金融ロジックを担うDucat、決済環境としてのTRONという役割分担が明確になる。Ducatは、ビットコインDeFi(分散型金融)が成熟する中で、2026年3月18日に立ち上がった。今回の発表は、TRONの決済経路で736,442.17USDTが関係した別件のChainflipのインシデントから数日後、またEthenaがTRONでUSDeとsUSDeの利用を拡大した直後に行われた。