ドナルド・トランプ大統領のインフレ対応への支持率は19%に低下し、純評価はマイナス61となった。CNNのチーフデータアナリスト、ハリー・エンテン氏は、これは記録が残る歴代大統領の中で最悪だと指摘した。経済への懸念と、トランプ氏の全体的な支持率が約38%にとどまっていることが、共和党の見通しを圧迫している。一方、民主党の熱意と下院選の情勢指標は改善した。マルケット大学の調査では、民主党支持者および民主党寄りの有権者の76%が中間選挙での投票に非常に意欲的だと回答したのに対し、共和党支持者では55%だった。クック・ポリティカル・リポートは下院選21選挙区を接戦と評価し、このうち16選挙区は共和党が議席を持つ。民主党が下院を奪還するには、純増3議席が必要である。上院では、接戦とされる7選挙区のうち5選挙区が民主党の現職議員の議席であり、民主党が主導権を握るには純増4議席が必要だが、共和党が過半数を維持するとの見方が優勢である。ただ、ポリマーケットでは上下両院で民主党が勝利する確率が約60%と取引されており、9月1日の51%から上昇した。米連邦準備制度が利上げを進め、インフレ率が上昇するなか、関税とインフレは引き続き有権者の主要な懸念となっている。