Zcashの開発者は、エコシステムの組織とエンジニアリングチームが全会一致で合意したことを受け、ZcashメインネットでNU7アップグレードを有効化する目標日を2026年11月5日に設定することで合意した。アップグレードは、コード完成が予定される9月30日の後、10月6日にテストネット(リリース前テスト用のネットワーク)へ導入される予定である。最終的なメインネット導入の決定とアクティベーション・ブロック高は10月20日に決定される予定だ。NU7では、ZIP-218を通じて目標ブロック間隔を75秒から25秒に短縮する。これに伴い、ブロック生成の高速化によって時間ベースで調整したZEC発行量が増加しないよう、ブロック報酬の調整が必要となる。また、ZIP-234とZIP-235を通じてバージョン4のトランザクションを無効化し、ネットワーク持続可能性メカニズム(NSM)を追加する一方、Zcashの半減期スケジュールは維持し、過去に削減された発行量の再導入を2031年2月に開始する。新たなトランザクション形式は計画されていないため、ウォレットに大幅な変更は必要ないとみられるが、フルノード、インデクサー、ブロックエクスプローラーでは更新が必要になる可能性がある。コミュニティー投票では、ブロック間隔の短縮に参加したZEC保有者の約99.9%、半減期スケジュールの維持に98.9%、2031年2月のNSMによる再発行開始に96.6%が支持を示した。投票には約240万ZECが参加し、対象となるIronwood残高はおよそ360万ZECだった。今回のスケジュールはZECの市場活動が活発化する中で示された。ZECは9月18日、24時間で17%超、1カ月で170%超上昇した後、1300ドル近辺で取引されていた。一方、市場データでは取引場所によって1470~1510ドル近辺の価格も示された。情報源は、こうした動きをNU7の投票プロセス、Ledgerが計画するIronwood統合、GrayscaleのZcash上場取引商品(ETP)の拡大と関連付けているが、価格上昇の単一の原因を示してはいない。