米利上げ25bp、ビットコインへの影響限定的とグレースケール

  • FRBは政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、誘導目標を3.75~4.00%とした。
  • 100.4となったドル指数は1カ月半ぶりの高水準を付けた。
  • 日銀は反対票が2票あったものの、借り入れコストを25ベーシスポイント引き上げた。

米連邦準備制度理事会(FRB)は予想通り、政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、誘導目標を3.75~4.00%とした。年内に少なくともあと1回の利上げを示唆した。ウォーシュ議長がインフレ抑制への中央銀行の取り組みを改めて強調したことと相まって、今回の決定はFRBの政策姿勢に対する信頼を回復し、ドルを支えた。ドル指数は100.4まで上昇し、1カ月半ぶりの高水準を付けた。週間では1.3%近く上昇した。日銀が予想通り借り入れコストを25ベーシスポイント引き上げた後、円は下落した。ただ、政策委員2人が反対票を投じたことで、今後の利上げペースは当初の想定より緩やかになる可能性が示された。グレースケール・リサーチは、FRBの今回の利上げがビットコインや仮想通貨市場全体に大きな変化をもたらす可能性は低いと指摘し、長期的な金融引き締め局面の始まりではなく、サイクル途中の調整と位置付けた。同社の従来の分析では、2026年にあと1~2回の利上げが予想されていたが、今回の最新の政策シグナルは年内に少なくともあと1回の利上げを示している。グレースケールは今回の決定を、2022年3月から2023年7月にかけて実施されたFRBの550ベーシスポイントの引き締め局面と対比している。同社によると、この引き締めはデジタル資産の重しになった可能性が高い。同社はまた、グリーンスパン議長時代のFRBが1997年3月に実施した単発の利上げにも言及し、その後もナスダックの強気相場が続いたと指摘した。金利上昇は、現金運用利回りの上昇を通じてステーブルコイン発行体に恩恵をもたらす可能性があるほか、トークン化債券やマネー・マーケット・ファンドに資金を向かわせる可能性もある。ビットコインは主要なサポート水準を割り込めば、さらに売られるリスクがある一方、直近のレジスタンスを上回って回復すれば、弱気の見方は後退する。

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