ロシアのプーチン大統領の経済担当特使キリル・ドミトリエフ氏と、ドイツの極右政党AfDの指導者らが、欧州最大の経済国であるドイツへのロシア産ガス供給再開について協議する会談を、早ければ3月にも開く方向で準備している。計画を知る関係者2人が明らかにした。会談の開催には、ロシアとウクライナの和平枠組みが事前に成立していることが条件となる見通しで、米国のスティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏が参加する可能性もある。ただ、米政府高官は、両氏には知らされておらず、招待も受けていないと述べた。開催地としては、イスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)、インドが候補に挙がっている。協議では、2022年9月の爆発で損傷したノルドストリームのパイプライン再開を検討する。ただ、ロシアからのエネルギー供給を再開しようとすれば、ドイツや東欧諸国の反対に直面するだろう。今回の準備は、AfDの選挙での影響力が拡大していることに加え、ドイツが抱える経済・エネルギー面の圧力への解決策として、安価なロシア産エネルギーを提示しようとする同党の取り組みを浮き彫りにしている。