アルファベット、AI期待で目標株価485ドルへ引き上げ

  • ティグレス・フィナンシャルはアルファベットの目標株価を引き上げ、「ストロング・バイ」の投資判断を改めて示した。
  • 従来の目標株価415ドルに代わり485ドルを設定。アルファベット株は一時3%上昇した。
  • アルファベットのAI投資は、売上高や利益率が改善する一方で、フリーキャッシュフローを圧迫している。

アルファベット株は金曜日の取引序盤に最大3%上昇したが、その後伸びを縮め、米東部時間午前11時時点では1.1%程度の上昇となった。ティグレス・フィナンシャルが目標株価を415ドルから485ドルへ引き上げ、「ストロング・バイ」の投資判断を改めて示したことが背景にある。アナリストのアイバン・ファインセス氏は、検索、クラウド、YouTubeにまたがるアルファベットの事業基盤に加え、Geminiモデル、独自開発のTPUチップ、AI搭載サービスが、売上高の伸びや利益率の改善、収益化の拡大を促す要因になると指摘した。アルファベットの直近四半期決算については、検索広告の強さが続き、クラウド売上高の伸びが加速し、収益性も改善していると評価。一方で、AIインフラへの多額の支出が短期的な投下資本利益率を押し下げていることも認めた。アルファベットに対するウォール街全体のコンセンサスは引き続き「ストロング・バイ」で、平均目標株価は436.25ドル。ほかの金融機関の目標株価は400~475ドルで、AI投資の効果が表れる時期や収益性を巡る見方の違いを反映している。バリュエーションは利益ベースでは妥当な水準に見える一方、データセンター、チップ、AI研究への支出に圧迫されているフリーキャッシュフローを基準にすると割高感がある。

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