イーロン・マスク氏は、人工知能(AI)によって来年の米経済成長率が現在の約2%から4%以上に高まる可能性があると述べた。ただし、この予測は自身の推測だと説明している。この見通しは、米連邦準備制度当局者が示す2027年の成長率2.4%を上回る。一方、当局者は今年の成長率を2.3%と予想し、経済の長期的な潜在成長率を2.0%と見積もっている。米経済分析局(BEA)によると、実質GDPは年率換算で第2四半期に1.5%、第1四半期に2.1%成長した。AI投資が加速する中での予測でもある。米国のAI関連設備投資は、2027年から2029年にかけて年平均でGDPの約3%に達する可能性があり、3年前の約0.6%から増加する。ムーディーズのアナリストは、米テクノロジー企業による半導体とデータセンターへの支出が2027年までに1兆ドル近くに達すると見込んでいる。主流派の予測はなお慎重で、モーニングスターは2027年までに米国の成長率が鈍化すると予想している。米連邦準備制度は9月16日に政策金利を4.00%へ引き上げ、ゴールドマン・サックスは10月にも追加利上げを見込んでいる。8月の個人消費が堅調だったことは短期的な支えとなるが、金利上昇により小規模企業がAIを導入するのは難しくなる可能性がある。マスク氏がテスラの自動運転・ロボット事業やxAIで持つ事業上の利害についても、投稿で開示しなかったとして scrutinyを集めている。カリフォルニア州とワシントン州の当局は別途、AI規制の強化を進めており、AIの「キルスイッチ」を推進する行政命令や、大手AI企業への独立監査人の導入、より強力な法整備を求める動きなどが含まれる。