モルガン・スタンレーの約70億ドル規模のノースヘイブン・プライベート・インカム・ファンドは、第3四半期に投資家から11.4%の持ち分の解約請求を受けたため、買い戻しを持ち分の5%に制限した。買い戻しの制限は3四半期連続となる。請求率は前四半期の11.6%からほぼ変わらなかった一方、9月までの3期間における買い戻しの実行額は合計で約4億7900万ドルとなる見込みだ。今回の請求の約3分の2は、前の2回の買い戻しで解約を制限された投資家からのものだった。新規の申し込みと分配金の再投資を考慮すると、今回の制限によりファンドの純資産価値は約1億100万ドル減少する見込みだ。ファンドによると、前の2回の買い戻しで全額の買い戻しを申し込んだ投資家は、今回の買い戻し後、請求額の80%超を受け取ることになる。主要なプライベートクレジット商品全体では解約圧力が和らいでいるものの、約1兆8000億ドル規模の市場では、未処理の請求がなお約150億ドル残っている。モルガン・スタンレーは、解約を制限したブラックストーンとブラックロックに続く形となった。同社の小規模な別のファンドも、請求が持ち分の約6.8%に達した後、解約を制限した。