仏政府、EU勧告に沿う2027年予算目指す 債務比率121.7%へ

  • フランス財務省は、公的債務が2027年に経済規模の121.7%に達すると予測している。
  • 債務は2026年に経済規模の119.3%となり、2025年の115.7%から上昇する見通しである。
  • フランスのドイツに対する借入コストの上乗せ幅は、ユーロ危機以来初めて1ポイントを超えた。

フランス財務省は、公的債務が経済規模に占める比率について、2025年の115.7%から2026年には119.3%、2027年には121.7%へ上昇すると予測している。政府は、2027年予算案が欧州連合(EU)の勧告に沿うとしており、純基礎的支出の伸びを0.7%に抑える。これは欧州委員会の勧告である1.2%を下回る。財務省は2025年の財政赤字が5.4%に達すると見込む一方、セバスチャン・ルコルニュ首相は2026年の赤字が5.5%を大幅に下回るとの見通しを示した。ルコルニュ首相は、2027年予算に540億ユーロ(620億ドル)の歳出削減策を盛り込む方針だが、少数与党政権は議会で野党の反対に直面しており、生活費の上昇を巡って有権者からも圧力を受けている。フランスのドイツに対する借入コストの上乗せ幅は、来年の選挙を前に1ポイントを超え、ユーロ圏債務危機以来の高水準となった。予算案は、政府支出を2026年のGDP比57.1%から2027年には56.9%へ引き下げる一方、税収は44.2%とする目標も掲げている。

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