カナダのマーク・カーニー首相とフランスのエマニュエル・マクロン大統領は、サンピエール島・ミクロン島での首脳会談で、防衛、宇宙、エネルギー、重要鉱物、人工知能(AI)など戦略分野の協力を深めることで合意した。今回の訪問は、カナダの首相が同仏領群島を公式訪問する初めての機会となった。マクロン氏はまた、同地域の領海を制限した1992年の海上国境仲裁を巡り、過去を清算する姿勢を示した。両首脳は共用宇宙インフラを支持し、宇宙監視データをカナダ軍宇宙部に提供するアルドリアとの契約を後押しした。さらに、欧州のエネルギー安全保障を支える可能性があるカナダの液化天然ガス(LNG)事業について協議を始めたほか、差し迫ったエネルギー問題をフランス主導のG7会合で協議する計画を立てた。両国は別途、地域協力、企業間協力、極地研究、気候分野の連携も強化した。マクロン氏は、加盟国に準じる地位の提案を含むカナダと欧州連合(EU)の関係緊密化について、EU・カナダ貿易協定の批准に障害があるにもかかわらず、フランスの支持を改めて表明した。