収監中のマレーシアのナジブ・ラザク元首相は、刑務所を出て残りの刑期を自宅拘禁で過ごすための条件を満たそうとしている。条件には、5000万リンギ(1200万ドル)の罰金支払いが含まれる。ナジブ氏の弁護士によると、資産や銀行口座、不動産のかなりの部分が政府による凍結命令や執行手続きの対象となっており、罰金の支払い能力が制限されている。マレーシア国王は金曜、ナジブ氏の自宅拘禁を認めた。ナジブ氏が権力を握っていた時期に共同設立した政府系投資ファンド、1マレーシア・デベロップメント(1MDB)に関連する数十億ドルの横領を巡る有罪判決に関して、2度目の国王による恩赦となる。2009年から2018年まで首相を務めたナジブ氏は、一貫して不正行為を否定している。刑務所局と内務省は、措置を講じる前に恩赦に関する正式な書面確認を待っていると述べた。内相は施設を刑務所として官報に告示する権限を持ち、ナジブ氏の自宅を刑期を過ごす場所に指定する可能性がある。ナジブ氏が所属するUMNOのアフマド・ザヒド・ハミディ総裁は、罰金の支払いを支援する基金を立ち上げると表明し、地元メディアによると、土曜正午までに約100万リンギが集まった。ナジブ氏の弁護士はまた、同氏が国民の支援に深く感動していると述べた。DAPとナジブ氏のUMNOの双方を含むアンワル・イブラヒム首相の多党連立政権では、汚職問題への対応を巡る亀裂が広がっている。