Nscale、米IPOで企業価値300億ドル目標へ

  • NscaleはティッカーNSCLでニューヨーク証券取引所へのIPOを計画し、企業価値約300億ドルを目標としている。
  • Nscaleの契約総額は最大1034億ドルで、うち履行義務残高は564億ドルに上る。
  • エヌビディアはNscaleに20億ドル超を投資し、テキサス州のリース義務8億6000万ドルを保証している。

ロンドンに拠点を置く人工知能(AI)インフラ事業者Nscaleは、ニューヨーク証券取引所への上場を計画しており、ティッカーはNSCLとなる見通しである。企業価値は約300億ドルを目標としており、Fortuneがレーダー形式の特集で報じた、最大350億ドルとの従来の観測を下回る。Nscaleは米証券取引委員会(SEC)にS-1登録届出書を提出し、約30億ドルを調達する可能性があるものの、株式数と価格レンジはまだ決まっていない。共同主幹事はゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーが務め、英個人投資家はRetailBookを通じて募集に参加できる見通しである。Nscaleは、過半数を保有するデータセンター、エヌビディア製GPUのレンタル、ソフトウエア、電力関連の機能を組み合わせた垂直統合型AIインフラ企業を自称している。2024年に再生可能エネルギーを使ったビットコイン・マイニング企業Arkon Energyから分離し、開発者や大手テクノロジー企業向けのAIコンピューティングに事業を拡大してきた。Nscaleによると、契約総額は最大1034億ドルで、うち履行義務残高は564億ドルに上る。エヌビディアは供給業者、顧客、投資家を兼ねており、20億ドル超を投資しているほか、12億ドルの容量契約を結び、テキサス州のリース義務8億6000万ドルを保証している。上半期の売上高は前年同期比1252%増の1億4060万ドルとなった一方、純損失は10億2000万ドルに拡大した。Anthropicは最大450億ドルの6年間のコンピューティング・リース契約を締結しており、Nscaleの顧客にはOpenAI、マイクロソフト、Figure AIも含まれる。今回の上場計画は、大規模なAIインフラ契約が持続的なキャッシュフローを生み出せるかを投資家が見極める中で浮上した。

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