ボルボ・カーズは、フォルクスワーゲン傘下シュコダの最高経営責任者(CEO)を務めるクラウス・ツェルマー氏を社長兼CEOに起用した。2027年10月1日までにハカン・サムエルソン氏の後任に就く予定である。2025年に2期目の任期で復帰したサムエルソン氏は、4月に契約が満了した後、フルタイムの雇用を望んでいないと述べている。ツェルマー氏は、ポルシェ、フォルクスワーゲン、シュコダでの経営職を含め、フォルクスワーゲン・グループで28年以上の経験を持つ。今回の人事は、ボルボが2030年までに13車種を投入する準備を進める中で行われる。このうち7車種は西側市場、6車種は中国市場を対象とする。同社は、世界販売に占める電気自動車とプラグインハイブリッド車の比率を、現在の約1.7%から2倍に引き上げる方針である。また、期限を定めずにEBITマージン8%以上を目標としている。吉利が過半を保有するボルボは、米国の関税、中国販売の低迷、電気自動車需要の軟化、過剰生産能力、原材料費の高騰、ラインアップの老朽化により、圧力を受けている。