AAAによると、米国の軽油価格は2026年9月21日、1ガロン当たり6.5107ドルに達し、過去最高を更新した。収穫期を迎えるなか、農家や物流企業、独立系トラック運送業者のコストが上昇している。農家の燃料費は前年からトウモロコシ1エーカー当たり11ドル、大豆1エーカー当たり7ドル増加した。一方、経済学者のスティーブ・ハンケ氏は、記録的な軽油価格が農家やトラック運送業者をトランプ大統領から離反させていると述べた。価格上昇は、米・イラン紛争に関連する混乱や、ウクライナによるロシアの製油所への攻撃、米当局者とフーシ派代表がオマーンのマスカットで週末に行った会合、ホルムズ海峡の通航減少、東西パイプラインのヤンブー向け区間の損傷を受けて進行した。トランプ前大統領はガソリン価格の上昇について「支払う価値のある安価な代償」と述べたが、記録上は同氏をトランプ大統領とする記載もあり、入手可能なデータから農家やトラック運送業者の間で幅広い政治的変化が起きたとは確認できない。供給制約により、北海ブレント原油は1バレル当たり101.60ドル、WTIは93.04ドルに押し上げられた。農業投入財価格の上昇やインフレ、軽油価格に起因するトラック運送業者の破綻が懸念されている。