オラクル、180億ドルの「プロジェクト・ジュピター」凍結か 融資価格89~91セント

  • オラクルの「プロジェクト・ジュピター」は、財務圧力が強まるなか計画が凍結されるもようだ。
  • プロジェクトの180億ドルの債務は、額面1ドル当たり89~91セントで取引されている。
  • ニューメキシコ州最高裁判所は2026年9月17日、主要な許可停止措置を解除した。

オラクルがニューメキシコ州南部で進めるAIデータセンター・キャンパス「プロジェクト・ジュピター」は、180億ドルのシンジケートローンを巡る財務圧力が強まるなか、計画が凍結されるもようだ。オラクルが2026年7月にBBB-へ格下げされた後、同ローンは額面1ドル当たり89~91セントで取引されており、この融資について市場で約16億~20億ドルの損失が生じていることを示す。オラクル・クラウド・インフラストラクチャのワークロード向けにStack InfrastructureとBorderPlex Digital Assetsが開発する同キャンパスは、敷地面積約1400エーカーで、より広範な「スターゲート」構想を通じてOpenAIを支援することも想定されていた。建設は2025年9月に始まり、2026年9月初旬までに完成率は約26%に達した。現場では数千人が働き、2026年7月下旬までにニューメキシコ州にもたらした税収は約8000万ドルに上った。計画には4棟のデータセンターと、ブルーム・エナジーの固体酸化物形燃料電池を使う需要家側マイクログリッドが含まれる。従来のガスタービン計画を置き換えた後、最大2.45GWの電力供給を目指す設計である。環境保護を巡る反対運動と許認可紛争により開発は遅れていたが、ニューメキシコ州最高裁判所は2026年9月17日、主要な許可停止措置を解除した。もっとも、オラクルと提携企業は、地域社会への投資や再生可能エネルギーの調達、同判決を理由に、プロジェクトは予定通り進んでいると説明している。

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