ベロシスは、同社で最大容量となるマイクロチャネル型フィッシャー・トロプシュ(FT)反応器「AlphaCore 800」を発表した。単一ユニットで、最大日産800バレル、年間3万トン(30 kt/a)のFT液体を生産できる設計である。反応器の容量は「AlphaCore 400」の2倍で、製品ポートフォリオの反応器1基当たりの生産能力は、約50バレルから800バレル/日、年間2 ktから30 ktへ拡大する。ベロシスは、年間約10万トン以上を目標とするプラントを含む、より大規模な持続可能な航空燃料(SAF)および合成燃料プロジェクト向けに「AlphaCore 800」を位置付けている。日産1600バレル(60 kt/a)のFTプラントでは、8基の「AlphaCore 200」に代えて2基の「AlphaCore 800」を使用でき、FT液体の生産能力を維持したまま反応器の基数を75%削減できる。ベロシスによると、大型フォーマットはFTアイランドを簡素化し、関連設備の必要量を減らし、単位コストを引き下げられる一方、同プラットフォームの化学技術、設計、性能、信頼性は維持できる。「AlphaCore 800」は、異なるプロジェクト規模と合成ガス経路に対応し、いずれも同じコア技術を基盤とする「AlphaCore 50」「AlphaCore 200」「AlphaCore 400」に加わる。ベロシスのマシュー・フィアガッツCEOは、今回の発表について、大規模プロジェクトでより簡素な構成を求める顧客の需要に応えるものだと述べた。同社のロードマップは、拡張可能なSAFおよび合成燃料生産への需要拡大を反映している。開発事業者は、より大規模なFTプロジェクトで、プラントの複雑性低減、再現性の向上、商業性の強化を求めている。