中国は8月、レアアース磁石512トンを米国に輸出した。7月比では21%減少しており、ドナルド・トランプ大統領が9月24日に中国の習近平国家主席との会談を控える中での動きとなる。AlixPartnersによると、中国は世界のレアアース鉱山採掘の約70%、精錬の85%、最終合金・磁石の90%を支配している。輸出量の減少は、重要鉱物のサプライチェーンで中国のドミナンス(市場占有率)に依存する米国の脆弱性を浮き彫りにしている。中国のレアアース輸出規制を1年間停止する措置は、会談の約2カ月後に当たる2026年11月ごろに期限を迎えると報じられている。ただ、情報源の記録には、2025年10月の貿易休戦が11月10日に期限を迎える予定だったとの記載もあり、日程は一致していない。米国は国内でのマイニングと加工に投資し、オーストラリア、カナダ、アフリカの一部地域で供給業者を探しているが、実質的な自立は次の10年に入ってかなり先まで見込まれていない。首脳会談では、貿易、関税、重要鉱物へのアクセス、人工知能(AI)、台湾、イラン、フェンタニル前駆体化学物質が議題となる見通しである。一方、中国も米国のテクノロジー市場や農産物輸出へのアクセスを重視している。