LFP正極材、シェア77%に LGエナジーソリューションは北米ESS網拡大

  • LFP正極材の出荷量は今年524万トンに達し、世界のリチウムイオン電池正極材市場の77%を占める見通しである。
  • ESS向け電池の出荷量は今年上半期に461.3GWhに達した。LGエナジーソリューションのランシング工場は、年間35GWh超の生産能力を目指す。
  • 中国で供給過剰が進み、コモディティーグレード材料を巡る競争が激化するなか、韓国の電池メーカーは北米でLFPの生産とサプライチェーンを拡大している。

リン酸鉄リチウム(LFP)がリチウムイオン電池の正極材で主流となり、出荷量は今年524万トンに達し、市場シェアの77%を占める見通しである。人工知能(AI)データセンターや再生可能エネルギーによる需要を含むエネルギー貯蔵システム(ESS)の成長が普及を支えている。一方、中国の供給過剰により、競争の軸は高エネルギー密度材料へと移りつつある。韓国の電池メーカーは北米ESS向けのLFP生産能力とサプライチェーンを整備しており、LGエナジーソリューションはその一環として5拠点網を構築している。同社のミシガン州ランシング工場では、LFPを使ったESS向け電池と、ニッケル・コバルト・マンガン(NCM)系の電気自動車向け電池を生産し、年間セル生産能力は35GWhを上回る見込みである。

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