エンビジョン・エナジーは、OCPグリーン・エナジーのベンゲリール鉱山サイトで、モロッコ初となる大規模なリン酸鉄リチウム(LFP)蓄電システムを稼働させた。出力25MW、容量125MWhのBESS(蓄電システム)は、2025年後半に締結された契約に基づいて供給・試運転が行われ、商業運転に先立つ試験段階にある。昼間の余剰太陽光発電を電力需要のピーク時間帯に向けて蓄電し、サイトのピーク時間帯の電気料金を約25%削減する。アフリカ開発銀行グループを通じて運用されるクリーン・テクノロジー基金から2000万ドルの支援を受けたこのシステムは、毎日の充放電サイクルを前提に、25年間の運用を想定している。プロジェクトは、2030年までに電力設備容量の52%を再生可能エネルギー由来とするモロッコの目標を後押しし、アフリカ全域での産業脱炭素化に向けたベンチマークとなる。