欧州中央銀行(ECB)は、銀行や民間の分散型台帳ネットワークと、ユーロシステムのTARGET決済インフラをつなぐホールセール決済プラットフォーム「Pontes」を稼働させた。これにより、トークン化された証券は、ユーロシステムの分散型台帳技術(DLT)プラットフォーム上のトークン化された現金、または即時グロス決済システムであるT2を通じて、中央銀行マネーで決済できる。ECBは、運用時間の延長や追加サービスの導入によってPontesを拡張する計画である。同時に、得られた経験を活用し、2028年までに統合型の欧州トークン化金融システムを構築するための青写真「Appia」の策定に生かす。ECBはまた、購入、決済、ポートフォリオ管理を試すため、準備資産の一部をトークン化証券に投資する計画である。これとは別に、ECBは2027年後半に12カ月間の個人向けデジタルユーロ実証実験を実施する計画で、EU法制の成立を前提に、2029年の発行を目指している。