Nscale、評価額300億ドルを目標 契約価値の85%をマイクロソフトとアンソロピックが占める

  • Nscaleは米国IPOを準備しており、契約済み受注残の大半をマイクロソフトとアンソロピックが占める。
  • マイクロソフトとアンソロピックは、Nscaleの1034億ドルに上る契約済み受注残の約85%を占める。
  • アンソロピックと契約した6年間・460メガワットのプロジェクトは、Nscaleのウェストバージニア州キャンパスで拘束力のある資金調達を確保していない。

Nscaleは、ティッカーシンボルNSCLでニューヨーク証券取引所への上場を目指し、評価額約300億ドルでの米国IPOを準備している。マイクロソフトとアンソロピックは、Nscaleの1034億ドルに上る契約済み受注残の約85%を占める。マイクロソフトは2033年までに約438億ドル相当の契約を締結している。一方、アンソロピックはNscaleのウェストバージニア州キャンパスで約460メガワットのコンピューティング容量を利用する6年間の契約で合意した。アンソロピック向けプロジェクトの資金調達には、まだ拘束力のある合意がない。以前の申請書では、ウェストバージニア州に計画する施設の規模を8ギガワットとし、2028年に2ギガワットを稼働させる目標を示していた。また、アンソロピックとの契約額は446億ドルとしていた。8月末時点で稼働中だったNscaleの契約価値は総額のうち26億ドルにとどまり、残存履行義務は564億ドルだった。Nscaleは2026年上期、売上高1億4060万ドルに対し、純損失10億2000万ドルを計上した。売上高は前年同期比1252%増だった。市場参加者は、集中した受注残がNscaleとアンソロピックに対する需要の強さや評価額への期待を支えるかどうかを見極めている。資金調達、IPO価格、規制動向、引受会社の見通しが示す内容は、引き続き注目点となる。

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