ベラルーシ、米国向けカリ肥料の供給余力を否定 トランプ氏の取引発言と食い違い

  • ルカシェンコ大統領は、ベラルーシには米国向けに販売できる未契約のカリ肥料がないと述べた。
  • トランプ大統領は、米政府が米国の農家向けに割安なベラルーシ産カリ肥料を調達しようとしていると述べた。
  • ジョン・コール氏は先週ルカシェンコ氏と会談し、25人の政治犯の釈放を実現した。

ルカシェンコ大統領は、ベラルーシには米国に販売できる未契約のカリ肥料がないと述べ、米政府がミンスクから大量の割安なカリ肥料を購入する方向で協議しているとしたトランプ大統領の発言と食い違いを見せた。ルカシェンコ氏によると、既存の供給分は、西側市場向けの可能性分も含め、すでに全量が契約済みである。 トランプ大統領は、提案されている取引により、米国の農家や牧場主が現在のカナダ産価格を大幅に下回る価格でカリ肥料を購入できるようになると述べた。米国の農地で使用されるカリ肥料の80%超をカナダが供給し、同国のカリ肥料輸出の53%を米国向けに出荷している。ただ、両国が貿易を巡って対立するなかでも、この肥料は米国の関税の対象外となっている。 今回の食い違いが表面化したのは、トランプ政権がベラルーシとの関係強化を進めるなかである。米政府特使のジョン・コール氏は、米国による制裁緩和と引き換えに政治犯の釈放を求めており、先週ルカシェンコ氏と会談して25人の釈放を実現した。コール氏が釈放されると述べていた200人を下回る。肥料不足と価格上昇は、ロシアによるウクライナ侵攻、米国の対イラン戦争、ホルムズ海峡の封鎖など、世界各地の紛争とも関連している。

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