仮想通貨の時価総額は2026年9月22日、米国の現物ビットコインETFへの資金流入が10億ドル弱に達し、米財務省が償還期間の長い国債の買い戻し拡大に動くなか、ビットコインが8万7000ドルに近づいたことで3兆ドルを上回った。ビットコインは9月21日、主要な移動平均線を回復し、大規模なショート清算を誘発した後、日中高値8万7395ドルを付けた。上昇により、ビットコインは8万3000~8万6000ドルの供給ゾーンに入った。グラスノードによると、このゾーンでは107万BTCが取得され、その大半を長期保有者が占める。投資家が損益分岐点に近づくにつれ、売り圧力の発生源となる可能性がある。同じ価格帯は、ビットコインETF全体の損益分岐点にも当たる。ETFは228営業日連続でこの水準を下回り、2月の安値では含み損が約180億ドルに達していた。グラスノードは価格が回復するなかでも売り指標は抑制されていると報告した。一方、ナンセンのアナリスト、ニコライ・ソンダーガード氏は、上昇を維持するにはデリバティブ取引だけでなく、現物市場とETFへの持続的な資金流入が必要になると指摘した。8万6000ドルを明確に上回れば、ビットコインはモデル上ショート清算が集中するゾーンを抜けることになる。その後に注目される水準として、8万7000ドル、9万ドル、約9万2000ドルが挙げられている。