バンク・オブ・アメリカは、イランを巡る紛争と中東全域の供給混乱が続くか、追加の石油インフラが損傷した場合、北海ブレントが1バレル150ドルを超える可能性があると警告した。北海ブレントは最近の上昇を受け、2026年9月22日時点で約98.73ドルで取引されていた。同行は今年下半期の北海ブレント予想を83ドルから95ドルに引き上げる一方、2027年の平均価格を約80ドルと見込んでいる。ホルムズ海峡とバブ・エル・マンデブ海峡を巡る混乱、製油所の停止、中東とロシアからの輸出減少、中国向け石油製品の出荷減少により、世界の供給は縮小している。同行の推計では、3月以降、地上にある世界の在庫から約3億5000万バレルが失われ、在庫は過去最低の季節水準をさらに約2億バレル下回っている。市場では、12月31日までに北海ブレントが過去最高値を更新する確率が10.5%と織り込まれていた。サウジアラビアによる輸出先の変更や米国とイランの外交への期待がこれまで価格を押し下げた一方、フーシ派の脅威、地域インフラへの損害、リビアの生産減少、ホルムズ海峡の戦略的重要性は引き続きリスクとなっている。今後は、イラン紛争、外交的解決の可能性、OPECやエネルギー関連機関の対応、生産調整、中東情勢の変化が注視される。