バイナンスは9月17日、未登録の私募でサークルのクラスA株123万7011株を1億ドルで購入した。1株当たりの価格は80.84ドル。取引はサークルが9月22日に米証券取引委員会(SEC)へ提出した書類で明らかになり、5年間の商業契約も伴う。この契約に基づき、バイナンスは自社プラットフォーム全体でUSDコイン(USDC)を促進する。 サークルは、同社のモジュラー型スマートコントラクト・ウォレットのインフラを通じて保有されるUSDCの割合に基づき、月次のインセンティブ手数料をバイナンスに支払う。バイナンスは、所定の早期終了条項と通例の例外を除き、サークル株を2年間にわたり売却、譲渡、担保設定、ヘッジできない。ただし、議決権は保持する。ニューヨーク証券取引所にCRCLとして上場するサークル株は9月21日に94.29ドルで取引を終え、提出書類の公表後のプレマーケット取引では1.3%超上昇した。これにより、バイナンスの保有株の価値は約1億1690万ドルとなった。 この契約は、2024年11月と2025年8月に締結された提携に取って代わる。契約の成立は、サークルが「Arc」のパブリックメインネットを立ち上げた翌日だった。「Arc」はUSDCをガストークンとして使用するレイヤー1ブロックチェーンで、バイナンスはオンランプへのアクセスを提供する。ブラックロック、DTCC、ICE、マスターカード、ビザは創設バリデーターを務める。